1998-02-05 第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
この動きと軌を一にして西欧連合という組織がございましたが、今は十カ国でございます。この西欧連合を中心といたしまして、欧州の安全保障は欧州が考えようじゃないかと。これはフランスを中心とした考え方でございますが、この考え方は、以前米国と時々大西洋をめぐりましてさや当てがあったことは御承知のとおりでございます。そういう動きがあるということでございます。
この動きと軌を一にして西欧連合という組織がございましたが、今は十カ国でございます。この西欧連合を中心といたしまして、欧州の安全保障は欧州が考えようじゃないかと。これはフランスを中心とした考え方でございますが、この考え方は、以前米国と時々大西洋をめぐりましてさや当てがあったことは御承知のとおりでございます。そういう動きがあるということでございます。
ちなみに気象衛星を上げている国はアメリカ、西欧連合、インド等がございますが、軌道上予備衛星を置いているところはまだございません。
それから次に、国際交流の問題なんですが、近く西欧連合の宇宙科学委員会か何かの人が日本へおいでになるのですね。二日か三日に来日をしまして、われわれともちょっと会談をしたいというお話があるのです。
○前田国務大臣 ただいまの西欧連合の問題につきましては、政府委員から答弁させていただきたいと思います。ただ、科学技術の交流でございますが、従来は向こうのほうから受け入れるという立場の技術交流でございましたけれども、これからの技術交流は、先進国として相互協力という立場に基本的な姿勢が変わっていく、そういう基本的姿勢でいきたいというふうに考えております。
○田宮政府委員 西欧連合の問題正式には西欧連合科学技術委員会でございますが、これにつきましては、外務省に連絡がございまして、外務省が扱っております。
ソ連の大きなる勢力に対抗するためということで、今まで仲の悪かった西独アデナウアー首相とフランスのド・ゴール大統領とが手を握り、西欧連合へ、あるいは共同市場へと踏み切っていることは、一つの大きなる変化といわざるを得ないのでありまするが、われわれも、これを他山の石として、十分注目に値する動きであると考えなくてはならないのであります。
西欧連合は、去る七日、誘導弾並びに近代兵器の生産プール案を審議する閣僚会議開催を決議いたしました。西ドイツは、過般の英国のマクミラン首相との会談において、北大西洋軍を原子兵器で装備することに意見が一致したと発表しました。SEATOに対し、台湾、沖繩に対し、アメリカは同様の政策をとりつつあることも、すでに明確にしたところであります。
そうしてこれは力の政策となってパリ条約の批准となり、西ヨーロッパの西欧連合、NATOに承認されるということになってきた。その結果が、ロカルノ方式はちょっとたな上げされて、そうして新たに出てきたこの何が、ソ連の中立政策というものが、これがソ連の政策の遂行の方法として出てきたわけなんで、ロカルノ方式とは違うのであります。そこで私は、このロカルノ方式というのは、結局は大きな意味を持つこれは大政策だ。
そこで今、日本の強制的中立化はお話にならないということは、これは私も同感ですが、同時に今後の四巨頭会談等の発展いかんによっては、必ずしも中立ベルトだけが動くのでなくて、いま一つ、すでに地平線に出て、しかもこのことは必ずしもソ連だけの見方でなくて、かつてはチャーチルもそれをヒントし、アデナウアーもはっきり西欧連合の中に入ってから、またしかしソ連との間にも、ソ連圏の力とも相互に安全保障を約し合うような、
これはやはり単独講和ということに対して英国自身が、西欧連合の大国である英国自身が、決して賛成しておらない、こういうことを十分に知り得るわけであります。なおこれに対しては、フイリピンのロムロ外相なども、口をきわめて非難しておる。フイリピンの新聞などもこれと軌を一にして非難しておる、こういつたような実情がある。